矢部川をつなぐ会事務局


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構成団体

平成21年8月16日(日) 協賛事業・矢部川流域の祭り (八女市上陽町 万灯祭)


万灯祭は、「川を大切にしたいとの思いをこめ、ふるさとの良さを見直したい。」そんな願いを込めて手づくりの灯篭を星野川に流す地域の祭りです地域の祭りに協賛参加し、伝統や地域文化を学び、共有し、発信します。

万灯祭


1,万灯祭(地元主催)
①14時~みんなで灯ろうの組立作業・灯ろうに願いごとを記入。
②17時~アユのつかみどり
③19時30分~20時:万灯流し(20時~21時 灯篭の回収)


2,矢部川をつなぐ会の企画
①ほたると石橋の館エントランスにて矢部川流域の伝統産業の紹介と展示販売。
(和蝋燭、樟脳水車線香、和紙)
②竹灯篭の制作(八女高校美術部の制作品15点、松富士制作の15点、計30点ほど)
③和蝋燭による竹灯篭の照明展示。


八女高校美術部製作の竹灯篭はユニークなデザインが好評でした。和蝋燭による照明は、揺らぎが幻想的な雰囲気を醸しました。
あいにく、ハイライトの灯篭流しの段になって激しい夕立となり、灯篭流しは中止となりましたが、良い経験でした。(なお、灯篭は下流にロープを張って回収されています。

 

平成21年10月25日(日) 「水の力を学ぼう!」 第四回矢部川楽校 in 黒木町


講演会;黒木町地域交流センター ふじの里
見学会;矢部川廻水路(花巡廻水路~黒木廻水路)


ミニ水力発電等の最新のエコ技術を生かして先人達の技術が駆使された矢部川の貴重な構造物 である廻水路の保全活用の可能性を探る。


講師:
①講演「ミニ水力発電」 ㈱ミゾタ環境技術研究所 所長 土井研一
②講演「矢部川の廻水路」と廻水路見学会 八女市文化財専門委員 馬場紘一


①マイクロ水力発電の特徴と利点及び実際に佐賀で設置した事例を紹介。
  マイクロ水力発電の全国の事例を紹介
矢部川の廻水路を中心に上流域での分かち合いの水の利用の歴史

なお当日は県の広報番組「フレッシュ福岡」の「矢部川景観計画」についての取材・撮影が行われた。

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平成21年11月30日(日) ~ 12月1日(月) 堂篭り (八女市上陽町納又)


上陽町堂籠り

矢部川流域には色々な伝統行事が残っている。納又滝のそばにある納又天満宮では、毎年11月30日に堂篭り・12月1日早朝に大火を焚いて氏神さまのお迎えが行われる。堂篭りは、陰暦の10月に出雲大社に出かけられた神様(その間は神様が居なくなられるので10月は別名神無月と呼ぶ)が帰ってこられる日を、五穀豊穣の感謝をこめて堂に籠もり、夜通し火を焚いてお迎えするものだ。少子高齢化が進むこの時代に、この様な行事を存続されている事は非常に素晴らしく、この神事を矢部川流域の宝として捉え、その宝を発掘(どの様な神事か実際に体験)し、未来に継承する。

少子高齢化が進む今の世の中、古くから伝わる多くの祭や行事が、全国各地で無くなりつつある。ここ納又区も小学生以下の子供がおらず、このままでは堂篭りを存続されている事は困難とされているが、燃え上がる火柱や舞い上がる火の粉はまるで天まで届くかの様に凄まじく厳かで、幻想的な世界が辺り一面に広がるその空間を体験すると、この神事が今後も続いてほしいと、誰もが願わずにはいられない。このような、まだ我々の知らない、地元の方々が長い間受け継いできた素晴らしい祭や行事が、矢部川流域にあるであろうが、それらの祭や行事が、今後も存続する様、矢部川をつなぐ会で情報発信し、未来へ継承できたらと思う。

 

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平成21年12月12日(土)矢部川流域の伝統産業を学ぶ 第5回矢部川楽校 in 八女

櫨蝋、線香、和紙、樟脳、絣、石灯籠など、矢部川流域に今なお息づく伝統産業について学び、こうした産業の継承をどう行っていくかを考える。


講師:
「矢部川流域の伝統産業」 八女市文化的景観審議会委員 松田 久彦
水車線香」 馬場水車線場 馬場 猛
「八女和紙」 八女和紙工房 松尾 茂幸
樟脳」 内野樟脳 内野 清一
「和蝋燭」 荒木製鑞合資会社 荒木 眞治

 

「矢部川流域の伝統産業」 について松田 久彦さんから基調講演。モノをつくるのは芸術家(作家)と職人。職人は伝統に従い庶民が日常的に使うものをつくる。矢部川流域のモノづくりは大半が職人さん。「用の美」で、機能を追求したら見た目にも美しいものになった。伝統産業を生み出した矢部川流域の農民はイメージにあるような貧乏ではなかった。生産設備には投資が必要だからだ。矢部川の水が良質で米がとれ経済的な余裕があった。商品作物である四木(茶・楮・漆・桑)、三草(藍・紅花・麻)も早い時期からつくられていた。


荒木さんより和蝋燭の話。筑後地区はお茶が盛んになる前はハゼ畑が広がっていた。またハゼの木陰でお茶が育ち柔らかい良いお茶が出来ていた。 現在は熊本県の水俣産が多い。多くの原料をどう集めるかが課題である。


紙漉き


馬場さんから水車と線香の話。矢部川に注ぐ星野川のさらに上流の横山川の奥で水車を使い粉をひいている。水車は杉・ケヤキ・樫で作られている。松が最適だが松喰い虫で壊滅状態。木材利用が低迷しているので原料になる葉を集めるもの一苦労。


松尾さんから和紙の話。八女はきれいな水と川があったから和紙が盛んだった。現在は地下水利用。40年くらい前には楮が八女地区にも多くあり伐採は冬場の農家の仕事だった。今は福岡との県境の熊本で栽培されている。手間のかかる原料だが強い紙が出来る。


内野さんから樟脳の話。瀬高橋の手前の209号線から少し入ったところに工場がある。場所はわかりにくいが、近くまで来ると樟脳の臭いがする。天然のものへの見直しが始まり注文が増えている。化学合成の防虫剤を毎日吸っていると病気やアトピーが心配される。今はアロマで使われるので「癒し系」と言っている。


伝統産業の後継者不足は危機だが天然素材や癒し・安らぎという時代の追い風もある。PRと時代にあった製品化などで矢部川流域の伝統産業が受け継がれていくことを期待する。

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平成22年1月24日(日)ゆつらーつと矢部川  筑後広域公園~沖端川に沿って歩く   


筑後広域公園の松原堰から流れ出す沖端川に沿って、熊野神社(中山の大藤)・立花いこいの森公園までの清流に沿った約2kmを ゆつらーつと歩く。(筑後市、みやま市、柳川市の3市を通るコース)


案内人:古賀久隆(柳川市観光ボランティアガイド)


コース:筑後広域公園体育館前→松原堰(沖端川取水口)→定林寺→行基菩薩堂→立花壱岐の屋敷跡→岩神堰→九品寺(田尻総助、総馬の墓)→立花家農事試験場跡(立花いこいの森公園)→熊野神社(中山の大藤)


今の柳川市の界隈は大昔は海で地名に中島や島といったものが残っている。瀬高の今回歩いた地点は荘園時代からの歴史のある場所である。先人達の水の知恵を見ることが出来た。


沖端川コースマップ


 

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平成22年3月14日(日) ゆつらーつと矢部川  宮野公園~千間土居

菜の花

菜の花満開の矢部川中流域・宮野公園~矢原河原(矢部川ラブリバー遊歩道)約3kmを、菜の花の中を、楠並木を、春風と一緒に、 ゆつらーつと歩きます。

コース概要:宮野公園→熊野速玉神社(大楠)→矢部川右岸のラブリバー遊歩道→松尾和紙工房→片小田 川魚店 →矢部川右岸のラブリバー遊歩道→中河原橋→千間土居公園

野鳥の姿や自生するクレソンなど見ながら満開の菜の花の土手を見ながら歩く。和紙工房の作業は休みだったが建物内を見学させていただいた。千間土居公園では八女水の会の谷川さんから戦国時代~江戸時代にかけて矢部川中流域の歴史について概略を聞いた。

川沿いの遊歩道と整備されており菜の花の景色もよく散歩に良いコース。ただ宮野公園からの川岸の道は石舗装で乳母車や膝に不安のある高齢者には少し歩きにくい様子茂みでは不法投棄や洪水時期に木々に引っかかったビニールが多く見られるのが残念。それを加味しても歩きやすさや車通りなど安全面では過去に行ったフットパスの中では一番。前回に引き続きフィットネスサークルのメンバーが参加。座学の勉強会では敷居が高い方も難しい話のわからない子供も参加できるのがフットパス。

新幹線船小屋駅からほど近い筑後広域公園から水の流れに沿って歩きながら荘園時代から明治までの史跡がたくさん。土手の道路は道幅が狭く車通りが少ないとは言え子供と一緒に歩くには注意も必要。3市にまたがるコースだったため市報も3市に掲載を依頼。ウォーキング
好きの方が参加し景観や歴史・文化に興味を持ってもらうキッカケになった。


菜の花コースマップ

 

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2009年度矢部川景観プロジェクト資料


2009年度の景観プロジェクトの報告書


矢部川新聞 第2号

 

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